RVMX Open Location Code(Plus Code)変換クラスの紹介
RVMX Open Location Code(Plus Code)変換クラスの紹介
概要
RVMX Open Location Code(Plus Code)変換クラスの紹介です。
Open Location Code(Plus Code)はスイスのチューリッヒに有るGoolgeにより開発されたオープンなコードです。
地図で位置の特定には緯度経度や地名・住所などが有りますが、これらはコンピータがまだ普及していない時に考えられたもので対人間用でした、
しかし、現在はコンピュータやネットワークが普及し処理の高速化にはあまり適していません。
例えば地名・住所は多くの言語で表現されていて、且つその範囲は川や道路等により区切られたエリアを表しているものが多くあり面倒です。
同時に地名・住所は人間が住んでいる場所が中心に決めらていて、未開発地域や海上には有りません、日本では**沖100km等と表現しています。
また、緯度経度は正確にポイントを指定できますが、二つのデータが必要で桁数も多くなり、又国により度分秒の表現が違うときも有ります。
それに比べるとOpen Location Code(Plus Code)は最大11文字で表され、表現範囲は3.5m(日本の場合)程度となり家の住所の特定も可能です。
桁数に関しては一度11文字で実行した後は、付近で有れば以降は上位桁は省略できさらに短い文字数(桁数)でも可能です。
また、iと1等紛らわしい文字は使わないようになっているので、対人間にも優しいです。かつ地球上すべての地域をこのコードで表せます。
Goolgeで位置情報の検索にはこのコードが使われていて、高速化に貢献しています。
RVMXでは、Open Location Codeの可能性の為、変換クラスと変換ソフトを作成しましたので、紹介します。
2021年版は試用期間となり、2022年版より正式参考機能と成ります。
バッキンガム宮殿の表示例
1.概要
Open Location Codeと緯度経度の変換クラス(RVMX_Openlocationcode)使い、緯度経度とコード間の変換を行っています。
クラス単体では利用できないので、緯度経度や住所よりOpen Location Codeへ変換し地図表示行うソフトを作成し紹介しています。
また、Edge(Chromium)による地図より緯度経度を取得する機能(評価機能)にOpen Location Code対応機能を追加し、評価用としました。
2.変換Tool起動方法
a.サブメニュー、より起動
b.Open Location Codeを選択し、OKボタンをON
c.操作方法は下記の操作方法を参照
3.操作方法
-1.画面説明
a.コード Open Location Codeの入力・参照テキストボツクス
b.地図ボタン Open Location Codeによる地図表示
c.Pluscodes地図 ONの時はWeb上のOpen Location Code対応地図で確認、OFFの時はEdge(Chromium)による地図より緯度経度を取得する機能(評価機能)で確認
d.緯度/経度 緯度経度や住所との変換
d-1.経度 経度の入力・確認テキストボックス
d-2.緯度 緯度の 〃
d-3.ズーム 視点高度よりズーム変換
d-4.変換ボタン 緯度経度よりOpen Location Codeへの変換ボタン
d-5.住所 住所との変換を有効にします。
d-5-1.住所テキストボックス 住所の入力・確認用
d-5-2.住所より緯度経度ボタン 住所より緯度経度へ変換します。
d-5-3.GEO設定ボタン 住所と緯度経度間の変換用Geocoding環境の設定
-2.操作手順
a.Open Location Codeの入力
a-1.直接手入力でOpen Location Codeの入力
a-2.緯度経度より変換、緯度経度を手入力か住所より変換後、変換ボタンをON
a-3.住所より変換、住所か地名や建物名などを住所を入力後、住所より緯度経度ボタンをONし、緯度経度へ変換、
その後変換ボタンによりOpen Location Codeへ変換
b.Pluscodes地図による確認 Pluscodes地図をチェックし、地図ボタンをON
c.Edge(Chromium)による地図より緯度経度を取得する機能(評価機能)で確認 Pluscodes地図をチェックを外し、地図ボタンをON
d.Open Location Codeを手動で変更すると、自動的に緯度経度や住所が変わります。その時は背景が空色になります。
e.Edge(Chromium)による地図より緯度経度を取得する機能(評価機能)で地図を表示後、地図を操作すると、自動的にコード及び緯度経度や住所が変わります。その時は背景が緑色になります。
f.コンテキストメニュー
画面の空いている個所でマウスの右ボタンクリックでメニューが出てきます。
f-1.全桁表示 Open Location Codeを常に全桁(11桁)とします。
f-2.説明 本説明
f-3.RVMXサイト RVMXサイトを開きます。
f-4.バージョン
f-5.終了 本ソフトを終了します。
4.結果例
-1.東京都庁->緯度経度->Open Location Code->Pluscodes地図で表示例
赤い四角範囲が約3.5m
-2.Paris->緯度経度->Open Location Code->Pluscodes地図で表示例
-3.Buckingham Place London->緯度経度->Open Location Code->Pluscodes地図で表示例
-4.New York->緯度経度->Open Location Code->Edge(Chromium)による地図(BingMap)で表示例
地図よりフィードバックが有り緑色に変化しています
-5.南海地震の起きそうな場所をEdge(Chromium)による地図(GoogleEarth)で表示しコードを例
地図よりフィードバックが有り緑色に変化しOpen Location Codeが表示されています
5.その他
-1.ズームとOpen Location Codeとの関連は正確では有りません。ズームは1〜21、しかしOpen Location Codeは2〜11桁間の5段階の為
-2.Edge(Chromium)による地図表示は、まだ新しい技術の為動作が不安定の可能性が有ります。
-3.一度変換すると、次回以降は上位の桁が無くても、地銭取得したコードより補完が可能です。その為もっとコードの長さを短縮できます。
-4.今後災害など用に位置特定に使われる可能性が有ります。
注意:本ソフトを動作させるには.Net Framework4.6.2以上がインストールされている必要が有ります。
本ソフトは、サポートの対象外となります
提供ソフトのQ&A
(有)RVMX