1.測定は、受信電界dBμVで行っています。よって、エリア電界(電界強度)dBμV/mで出力時は、
周波数で変換しますので測定時の周波数に調査周波数を合わせて下さい。
  (変更しない限り、測定周波数と調査周波数は同じになっています)
  又、変換時は測定系で使用した、空中線利得とケーブル損失を標準空中線・ケーブル
  との差を補正する必要があります。
 
  データ解析の単位をdBμV/mで実施する時は事前に
  周波数と測定ケーブル・空中線等による補正値を事前に正確に設定する必要
があります
 
2.データの保存方法
  −1.地図情報
  −2.基準値
  −3.測定条件
      地図情報と基準値も含む
  −4.測定データ
      測定条件も含む
 
  データの上下関係は、上記の様に成っています。よって、ファイルの読み込み順序で、
データが変わりますので注意して下さい
 
3.ファイルのデータクリアでは、現在設定している、ファイルのデータもクリアし
ますので、注意して下さい。
 
4.GPSでの緯度緯度で、トンネル内など衛星を補足する事が出来ない地点では、
慣性航法(衛星補足時の移動方向及び速度)より位置を推測します。(設定により)
  この時、トンネル内でカーブしている時や・トンネル内で渋滞している時は、
誤差がでます。
 
5.上り下りを同時測定時は、下記項目に注意して下さい
−1.基地局と移動局のパソコンの時計を事前に合わせておく
     必要があります。
システムにLAN環境があれば秒以下の精度時計を合わせる機能が有ります。
  −2.移動側の設定で両方向測定に設定
  −3.移動局の無線機の送信時間・休止時間の設定に注意
・    
休止時間は上りの測定が不可能となる
・    
無線機の連続送信仕様との兼ね合いで設定
  −4.基地局の測定時間は、移動局側と同じにするか、小さくして下さい。
 
6.データ(受信電界・ビットエラー)は処理方式により、下記データが存在します。
  −1.時間率50%    1測定時間に対して50%保証する値
  −2.時間率95%    1測定時間に対して95%保証する値
  −3.時間率5%     1測定時間に対して5%保証する値(但し、この値はチャート表示のみ)
  −4.モード     1測定時間に対して最頻値
  又、各データは、データ測定時の表示用とデータ解析用があります
   表示用は、測定時の表示のみで、保存データは関係無く全ての方式データを取得します
   解析用は、取得の内指定データを使って解析します。
 
7.指定場所の一覧作成で、EXCELがインストールされていないパソコンでは、出力先に
  EXCELを選択しても正常に動作しません。
 
8.データ種別(測定条件)
   基地局側のデータ種別は参考です
  移動局データより、緯度経度を取り込む時に、データ種別も同時に取り込みます
  (基地は無人の場合もある為、移動局側の種別データを利用)
 
9.動作環境で、起動時編集モードを選択したときは、GPSは手動起動が必要です
  起動時編集モードを外している時は、GPSは自動起動します。しかし、GPSが接続
されていないとエラーメッセージが出ます。
 
10.移動局で使用するパソコンは、画像処理を行う為CPUクロックとメモリーには十二分な
  余裕が必要です。(パソコンを交換する時の注意)
 
11.移動局のRS-232Cポートについて
-1.GPSと無線機を同時に使用時にシステムダウンとなる時は、無線機をCOM1の標準ポートへ接続
して下さい
又、USBポートは2ポート使用しますが、環境によりポート番号が反転します、その時は
動作環境のポート反転を実施してみて下さい。
-2.プログラムのルートフォルダーにRS232C.iniのファイルがあると、その設定が優先します
  任意設定としたい時は、RS232C.INIファイルの中身を全て削除してください、ファイルは削除
しないで下さい
     
書式は、CD-ROMのINSTフォルダーにrs232c.iniファイルを参考にして下さい
 
12.移動平均回数の変更
    データの受信処理で、移動平均時に、平均回数を変更できます
   標準時、GPIB時 10回
       無線機時 5回
   変更時、プログラムのルートフォルダーに ave.iniのファイルに設定
       書式は、CD-ROMのINSTフォルダーにave.iniファイルを参考にして下さい
 
13.数値読み上げや  agentの日本語発音は、日本語発生用下記ファイル
・ Lhttsjpj.exe 
・    
agtx0411.exe
・    
spchapi.exe
・    
msagent.exe
・    
tv_enau.exe
がインストールされている必要が有ります、これらはMicrosoftのHPより無償で取得可能です
URLはhttp://msdn.Microsoft.com/404/default.aspです
 
14.操作中マウスの応答が遅くなる時
    GPSを接続しないで、且つスタート時編集モードをしていないと、GPSを起動させようとソフトが
   何度もトライしています、よって応答が遅くなる事が有ります。
   室内で、データ編集時などこの状況となります。このときは、スタート時編集モードをして置くと
   GPSを起動しません。
 
15.無線LANカードを設定時は、内臓の有線LANを使用不可にして下さい、設定はコントロールパネル->
システム->デバをチェック、元に戻す時はこのチェックを外して下さい。
  
