GoogleMaps APIの有料化対応について

GoogleMaps APIの有料化対応について




  Googleは2018/7/16以降GoogleMaps APIの有料化にすると発表しました。
  RVMXでの2018/7/16以降のGoogleMaps APIの有料化について参照
  2018/7/16以降開発用のキーを埋め込んで対応していました。しかし、2020/7より動作しなくなりました。恐らく上限値をオバーしたものと思われます。
  原因はコロナの影響で在宅が増加し、世界中よりCesiumフライトシュミレーションのサンプルへのアクセスが急増していました。
  その中でも地図表示にGooglemapを使っていた為ではないかと思われます。(フライトシュミレーションでは移動に伴い地図を要求する為リクエスト数が多い)
  これにより影響の出る機能は、GoogleMapやAPIを利用しての地図作成・緯度経度変換・ルート検索などです。
   利用権限が無くなったときの地図画面

  1.対応方法

     ユーザーご自身でGooglemap APIキー(有料)を取得して頂き、それを利用が基本です。有料キーでも26000/月以下なら無料です(2020/7現在)
     よって、回線設計で使う程度なら、課金されることはないと思われます。但し、同じキー複数人での使いまわしは利用回数が増える為、お勧めできません。
     また、利用回数の上限の設定などもできます。
     取得されたキーをファイル名ggid.configにキーを保存し、ルートに配置して下さい。
     また、キーの代わりにapidisenableをggid.configに保存すると、GooglemapのAPIは使わなくなります。代替えが有る時は代替えを使います。

     その他、Cesiumフライトシュミレーションのサンプルの地図表示をOpenlayerへ変更しました。
   Openlayerへ変更によるアクセス数の減少、Googleのリポートより

  2.APIキー取得方法

     GoogleMaps APIキー取得
     -1.出来れば、ドメイン(会社などの)やIPを指定し、他での利用を出来ないように制限することをお勧めします。
       ただ、個人契約のインターネット環境で決まったドメインやIPが無い時は、制限を付けることができません。
       また、ドメインを指定した時は、rvmx.net/*とlocalhost/*も追加しておいてください。
        RVMXのWebサービスの利用とPC内で仮想Web環境で動作させるため。
     -2.取得手順
   コンソールをクリック
      その後は下記の手順で取得して下さい。
           取得手順参照

     -3.代替え手段のBing Map Keyの取得方法

  3.注意

      取得されたキーの管理は厳重に行って下さい。他の人に無断で使われると課金される可能性が有るため。

  4.その他

     -1.GoogleやBing等の外部Webサービスを利用している機能については、提供先の仕様変更や停止により動作しなくなることが有ります。
     -2.代替え機能のあるものは、可能なもののみ付加しています(今後の予定も含めて)。
      しかし、調べると殆んどのWebサービス(Microsoftu・Yahoo等)はGoogleと同じく有料化で利用制限が掛かっています。
       可能な代替え機能の追加は基本的には2021年版よりとなります、試験的に2020年版にも追加します。
     -3.一度オバーした開発用のキーが復旧するかは不明です。

  5.代替え機能(試用)

     月替わりの2020/8に成っても降開発用のキーでの動作が復旧しない為、代替え機能を強化しました。
     但し、全ての代替えが有るわけでは有りません。特にGoole特有の機能(ストリートビュ等)は代替えが有りません。
     動作は2021年版よりですが、2020年版は試用期間として動作します。
     -1.ユーザーさんがGooglemap APIキー(有料)を取得し、ggid.configに登録されたときは、これが優先(代替え無し)します。
     -2.ggid.configにapidisenableを登録した時は、Googleの機能は使われなくなり、即代替えを探します。
     -3.Google以降の代替え優先順位は下記の通りです。(全てが代替えされているかは未確認)
      a.緯度経度より住所への変換時、日本の時は国のWebサービスを利用->OSM Webサービス->RVMXのWebサービスを利用
      b.住所より緯度経度への変換時、Bingキーのbingid.configへの登録時Bing->geocodingのWebサービスを利用->OSM Webサービス->RVMXのWebサービスを利用
      c.ルート検索時、Bingキーのbingid.configへの登録時Bing->RVMXのWebサービスを利用(但し日本国内のみ)
      d.現在位置取得時,IPよりRVMXのWebサービスを利用(予想値)       e.緯度経度より地図表示時、Openlayerを利用
     -4.優先順位の変更機能を追加、方法は下記の内容をapiinfo.txtに保存しルートへ配置
      a.緯度経度より住所への変換時、ll2addpri=gnwを記入、変更時はgnwの文字順を変更(g=googleAPI,n=OSM Webサービス,w=RVMX Webサービス)
      b.住所より緯度経度への変換時、add2llpri=gbjnwを記入、変更時はgbjnwの文字順を変更(g=googleAPI,b=MicrosoftWebサービス,j=geocodingのWebサービス,n=OSM Webサービス,w=RVMX Webサービス)
      c.ルート検索時、routpri=gbwを記入、変更時はgbwの文字順を変更(g=googleAPI,b=MicrosoftWebサービス,w=RVMX Webサービス)
      d.Googlemap APIキー(有料)を取得し登録していないときはgの文字を削除して下さい、これにより無駄な待ち時間が減ります。
      e.Bingキー(有料)を取得し登録していないときはbの文字を削除して下さい、これにより無駄な待ち時間が減ります。
      f.ルートへの登録が無い時はRVMXサーバーよりディフォルト値が設定されます。      -5.代替え機能の追加は非常に多くのソフトに影響します。安定するまで少し時間が掛かると思います。

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