3D避雷保護範囲シュミレーションTool(新JIS対応)
3D避雷保護範囲シュミレーションTool(新JIS対応)
概要
新JIS対応した、3D表示による避雷保護範囲を確認するTool(β版)です。
避雷保護範囲(保護角法・回転球体法・メッシュ法)について、2003年に新しくJIS化されました(JIS A 4201)。
これらによる保護範囲を表すには、は二次元CADでは難しく、三次元CADが必要となります。
本ソフトでは、3D表現で各方法の保護範囲をシュミレーションし、確認する助けをします。
本来別ソフトですが、無線局の避雷対策用に回線設計2011年版より参考機能として無料で提供予定です。
回線設計の2011年版は試用期間となり、2012年版より参考機能とする予定です。
アニメーション保存機能より
1.利用方法
・回線設計よりの起動方法
サブメニュー、より起動
・3D避雷保護範囲確認Toolの画面説明
画面は大きく分けて、下部の個別局条件設定と上部の結果表示に分かれます。
-1.下部の個別局条件設定
a.読込みボタン データファイルの読込み(固有フォーマット・CSVフォーマット)
b.保存ボタン データの保存
c.保護レベル選択 雷保護システムが、雷の影響から被保護物を保護する確率を表しています。
d.避雷設備設定 避雷設備の有効無効設定
e.対策設定 保護角法・回転球体法・メッシュ法の設定
f.カメラ(m) カメラとの距離/カメラの高度(m)
g.再作成ボタン 3D画像を再作成します
h.終了ボタン 終了
-2.上部のコンテックスメニュー(マウス右クリック)
a.シュミレーション前のContext Menu
ア.説明
ア-1.保護レベル
ア-2.保護判定法
イ.初期化 データの初期化
ウ.言語切り替え 日本語/英語
エ.Help 本Help
オ.バージョン バージョン表示
b.シュミレーション後のContext Menu
ア.保存
ア-1.画像保存 画像として保存
ア-2.アニメーション保存 アニメーションとして保存
・.変化角度(度) アニメーションの変化角度
・.フレーム数 〃 保存のフレーム数
・.再生間隔(m秒) 〃 再生間隔
・.録画間隔(m秒) 〃 保存間隔
・.保存ファイル 〃 保存ファイル(空白時は、自動的にテン゜ラリーファイルが作成されます)
・.減色処理 GIF等色数が限定されているものに対して、減色胥吏をします
・.確定 作成開始
・.キャンセル 中止
イ.Y軸固定 3D画像の回転をY軸固定で行う。
ウ.X軸固定 3D画像の回転をX軸固定で行う。
エ.初期位置 最初の位置に戻す。
オ.初期化 データの初期化
2.操作手順例
-1.読込みボタンよりデータファイルの読込み
-2.読込みデータで3D作成
-3.条件変更
-4.結果の画像やアニメーションを保存
3.CSVフォーマット例
//以降は注釈として解釈します。
空白行は無視します。
--------例-------------
//カメラ位置,100/25->100m後方で25m高//省略時は画面の設定値
camera,100/25
//敷地フエンス,高さ,位置の座標p1.x&p1.y&p2.x&p2.y&p3.x&p3.y&p4.x&p4.y・・
fes,1.5,16&16&84&16&84&84&16&84
//建物
//建物,幅,奥行き,高さ,x座標,y座標,z座標,左側メッシュ間隔&右側メッシュ間隔&前面メッシュ間隔&後面メッシュ間隔&頂部メッシュ間隔,左側避雷線&右側避雷線&前面避雷線&後面避雷線
house,15, 8,10,-10,0,-10//,0&0&0&0&0,0&0&0&0
//,追加箱,幅,奥行き,高さ,x座標,y座標,z座標,左側メッシュ間隔&右側メッシュ間隔&前面メッシュ間隔&後面メッシュ間隔&頂部メッシュ間隔,左側避雷線&右側避雷線&前面避雷線&後面避雷線
,box,4,3.5,3,5,10,1,0&0&0&0&15,1&0&1&1
,box,2,1,0.1,7, 2, -1//,0&0&0&0&0,0&0&0&0
,box,5,10,70, 0, 0, 35,10&10&10&10&0//,0&0&0&0
//,追加ドーム,幅,基礎高さ,x座標,y座標,z座標,メッシュ間隔
,dom,3, 0.5,7, 13, 3.5,7
//,追加柱,頂部幅,底部幅,高さ,x座標,y座標,z座標,避雷針長さ
,pol,0.1, 0.4, 10,4, 10,5//,0
,pol,0.1, 0.4, 7,-8, 0, 3,1
//,追加フェンス,高さ,位置の座標p1.x&p1.y&p2.x&p2.y&p3.x&p3.y&p4.x&p4.y・・,x,y,d,左側避雷線&右側避雷線&前面避雷線&後面避雷線
,fes,0.5,0&0&15&0&15&8&0&8,0, 10,0,1&0&1&1
//鉄塔,頂部幅,底部幅,高さ,途中幅,途中高さ,面数(省略時は4),x座標,y座標,z座標
tower,2, 5, 35, 3.5, 7, 4, 13, 0, 0
//,ステージ,幅,高さ,x座標,y座標,z座標
,stg,4, 1, 0, 34, 0
,stg,4, 1, 0, 29, 0
,stg,4, 1, 0, 24, 0
//,追加ドーム,幅,基礎高さ,x座標,y座標,z座標,メッシュ間隔
,dom,2, 0.5,0, 35, 0,0
//,追加パラボラ,幅,レドーム,x座標,y座標,z座標,方位
,pra,2,1,0,29.5, -2,180
,pra,3,1, 2, 24.5, 0,90
//,追加空中線,幅,高さ,奥行き,x座標,y座標,z座標,方位
,att,1.5, 0.5, 0.1, -2, 35, 0,150
,att,1.5, 1, 0.1, 2, 35, 0,30
//,追加柱,頂部幅,底部幅,高さ,x座標,y座標,z座標,避雷針長さ
,pol,0.01, 0.1, 3,-2, 35, 0
//避雷針,高さ,x座標,y座標,z座標
rod,2,13,36.5,0
//柱,頂部幅,底部幅,高さ,x座標,y座標,z座標,避雷針長さ
pol,0.01, 0.1, 20,-25, 0, 10,1
//箱,w,d,h,x,y,z,mesh_l&mesh_r&mesh_f&mesh_b&mesh_t,Wire_l&wire_r&wire_f&wire_b
box,4,3.5,3,-15,0,10,0&0&0&0&15,1&0&1&1
//空中線,幅,高さ,奥行き,x座標,y座標,z座標,方位
att,1.5, 0.5, 0.1, -20, 20, 10,50
//パラボラ,幅,レドーム,x座標,y座標,z座標,方位
pra,2,1,-15,20, -2,180
//ドーム,幅,基礎高さ,x座標,y座標,z座標,メッシュ間隔
dom,2, 0.5,-15, 30, 0,0
end
-------例終わり---------------
4.結果例
-1.鉄塔の避雷針で保護角法時
保護レベル-Vの時
-2.鉄塔の避雷針で回転球体法時
保護レベル-Vの時
-3.鉄塔の避雷針で保護角法と回転球体法時
保護レベル-Vの時
-4.建物の屋上縁に避雷導線で回転球体法時
保護レベル-Vの時
-5.鉄塔の避雷針と建物の屋上縁に避雷導線で保護から出ている部分
保護レベル-Vの時
-6.高層ビル(100m)の側面メッシュ避雷線(10m間隔)+屋上避雷針で保護
保護レベル-Vの時
保護レベル-Uの時
保護レベル-Tの時(メッシュ間隔不足)
注意:
WPFを利用している為、.Net Framework3.0以上がインストールされている必要が有ります。
現在β版で、完成予定は未定です。
本ソフトは、サポートの対象外となります
提供ソフトのQ&A
(有)RVMX