電線荷重の計算
電線荷重の計算
概要
電線荷重の計算機能(参考)です。
パンザマストやコンクリート柱の強度計算で電線荷重の計算の補助を行う参考機能です。
本機能は、2011年版以降で参考機能として動作します。
異方位合成やグラフ機能は、2013年版以降で参考機能として動作します。
1.利用方法
・パンザマスト強度計算よりの利用方法
取付け物の設定画面でOption->電線荷重(参考)をクリック
直接固定荷重へ入力時は、事前に取付け物データ設定画面を開いておいて下さい。
・コンクリート柱強度計算よりの利用方法
電線ボタンをクリック
2.条件設定画面
a.電線名称 電線の名称
b.参照ボタン ケーブル一覧より選択(cablelist.csvかmycablelist.csvが無い時は表示されません)
c.径間(m) 支持柱間の距離
d.弛度(m) 電線の最大弛み度(0mより大きい必要が有ります)
e.支持点の高低差(m) 支持柱間の高低差
f.電線質量(Kg/m) 電線の質量
g.導体の許容引張荷重(Kgf) 導体の許容引張荷重(空白時は判定しない)
h.電線への風圧荷重(N/m^2) 電線への風圧荷重で、初期値は配電規定の甲種風圧荷重
i.計算ボタン 計算結果を表示
j.固定荷重へボタン 〃 を固定荷重へ設定
k.終了ボタン 終了
3.ケーブル一覧
-1.ケーブル種別一覧より選択
-2.ケーブル一覧より選択
導体の許容引張荷重は有るものと無いものが有ります
-3.ケーブル一覧はcablelist.csvに有ります、これはユーザーさん自由に追加や編集が出来ます。
保存はmycablelist.csvで保存して下さい。
フォーマツトは、種類,名称,質量(Kg/m),外径(mm),導体の許容引張荷重(省略可能)
4.計算結果例
5.電線の引っ張り許容強度
電線の引っ張り許容強度は考慮されていません。
当然電線の引っ張り力は、安全率を考慮した許容強度内にする必要が有ります。
そうでない時は、メッセンジャーワイヤー等により布設して下さい。
6.異方位合成(2013年版以降の参考機能)
異方位合成をON(注意:取付け高さの違う電線を合成する時は、事前に固定高さを設定しておいてください。)
下記の項目は異方位合成により追加される項目です。
a.追加ボタン 下の設定条件をリストに追加します。
b.削除ボタン リストの選択中の項目を削除します。
c.変更ボタン リストの選択中の項目を下の設定条件に変更します。
d.方位(度) 架線の方向を指定します。
e.取付け高さ(m) 架線の固定高さを指定します。
f.電線への風圧荷重の参照ボタン 電気設備基準の電線への荷重についての説明。
計算(合成)結果例
7.異方位合成を3Dで確認(2013年版以降の参考機能)
a.3D表示ボタン(異方位合成時のみ有効)をON
b.3D表示例
地面の緑線は北を表す。
8.グラフ(2013年版以降の参考機能)
異方位合成をOFFとし、条件を設定後グラフボタンをON
グラフ表示例
9.データの保存と読み込み(2013年版以降の参考機能)
a.読込みボタン データをファイルより読み込みます。
b.保存ボタン 〃 へ保存します。
注意:.Net Framework4.0以上がインストールされている必要が有ります。
本機能は参考機能で、サポートの対象外となります
10.その他
RVMX強度計算関連ソフト
・パンザマスト強度計算
・パンザマスト強度計算で建築基準法対応(H12改正)の追加機能
・パンザマスト強度計算に既製品鋼管柱(継柱)の強度計算を参考機能で追加
・コンクリート柱強度計算β版(パンサ゜マスト強度計算より利用可能)
・機器据付け強度計算(フリー)
・新機器据付け強度計算β版(パンサ゜マスト強度計算より利用可能)
・3D機器配置
・地震荷重との簡易比較機能(参考機能)
・鋼材の強度について
・コンクリート柱の強度計算に電気設備基準による計算機能を追加
・地震加速度と震度の相互変換機能を参考で追加
・RVMX強度計算に地震地域係数の強化機能の追加
・RVMX強度計算に地震検討にRtAiを考慮する機能を追加
提供ソフトのQ&A
(有)RVMX