RVMX強度計算に地震検討にRtAiを考慮する機能を追加
RVMX強度計算に地震検討にRtAiを考慮する機能を追加
概要
RVMX強度計算に地震検討にRtAiを考慮する機能を追加
今までのRVMX強度計算に地震検討で地震力には地震地域係数Zのみでの検討でした。
今回,建築基準法施行令第八十八条第一項、第二項及び第四項の規定に基づくZの数値、Rt及びAiを算出する方法
に示されているRt及びAiを考慮する機能を追加してみました。
Rt及びAiは直接数値入力と算出する補助機能を付加しました。また、本機能を利用しない今までの機能(Rt=1、Ai=1)を選択できるようにしました。
只算出する補助機能で各数値の意味はよくわからない(法律の意味するものは建物みたいですがパンザマストや
機器据え付けでのどの数値を適用するか)ので、ご利用するユーザーさんで判断してください。
機能はパンザマスト・コンクリート柱・鋼管柱・機器据え付け強度計算に対応します。
本機能は、2024年版以降で参考機能として動作します。
1.利用方法
矢印が追加部分
・パンザマスト・コンクリート柱・鋼管柱強度計算の場合
メニューのオプションでRtAiを考慮にチェク
地震荷重との比較で、振動特性(軽減)係数Rt及び地震層せん断力係数Aiの直接入力またRtAi算出補助ボタンをクリック
・機器据え付け強度計算の場合
RtAi有効をチェック後、振動特性(軽減)係数Rt及び地震層せん断力係数Aiの直接入力またRtAi算出補助ボタンをクリック
2.RtAi算出補助画面
-1.画面説明
a.該当建築物の高さ(m) パンザマスト・コンクリート柱・鋼管柱強度計算の場合は初期値として柱の地上高をいれています、
機器据え付け強度計算の場合は初期値として機器の高さを入れています。
設置場所の構造物高が必要な時は不可してください。
b.当該建築物のうち柱及びはりの大部分が木造又は鉄骨造である階(地階を除く。)の高さの合計のhに対する比α
c.建築物のAiを算出しようとする高さの部分が支える部分の固定荷重と積載荷重との和
(建築基準法施行令第八十六条第二項ただし書の規定により特定行政庁が指定する多雪区域においては、
更に積雪荷重を加えるものとする。以下同じ。)
を当該建築物の地上部分の固定荷重と積載荷重との和で除した数値αi";
d.建築物の基礎の底部(剛強な支持ぐいを使用する場合にあつては、当該支持ぐいの先端)
の直下の地盤の種別に応じて、次の表に掲げる数値Tc(単位 秒) 地盤一覧より選択、右にその説明が出ます
e.確定ボタン 数値を確定
確定後RtAiへ反映
f.キャンセルボタン 作業を中断
-2.メニュー(パンザマスト・コンクリート柱・鋼管柱強度計算の場合)
a.ファイル
a-1.読込み 保存して数値を復元します。
a-2.保存 画面の地震関連の数値を保存します。
b.オプション
b-1.RtAiを考慮 RtAiを考慮するかしないかを設定
3.出力結果例
-1.パンザマスト・コンクリート柱・鋼管柱強度計算の例
赤印が追加された部分
-2.機器据え付け強度計算のの例
矢印が追加された部分
RtAi有効がOFFの時
注意:.Net Framework4.5以上がインストールされている必要が有ります。
本機能は参考機能で、サポートの対象外となります
3.その他
-1.本機能は日本国内用です、日本以外は数値を直接入力してください。
-2.C0:標準せん断力係数は法規に説明がなかったので1.0としています