電子国土基本図(地図情報)で広範囲の地図を作成する時Webメルカトール対応機能を追加
電子国土基本図(地図情報)で広範囲の地図を作成する時Webメルカトール対応機能を追加
概要
回線設計やエリア調査ソフト・他で電子国土基本図(地図情報)で広範囲の地図を作成する時Webメルカトール対応機能を追加
電子国土基本図(地図情報)を利用した地図作成機能で今まではあまり広範囲を想定していませんでした。
しかし、ユーザーさんより250Kmぐらいの大きさの地図を作成し、小さな市町村の行政界を描くとずれることが有るとの報告が有りました。
これは緯度により電子国土タイル(256ピセル固定の為)の縮尺が変わってくるためです。
数km程度なら無視できますが、あまり大きいとずれが目立ちます
その為、Webメルカトール機能を追加して同一縮尺になるようにしました。
現在の機能は試用です、あまり広範囲の地図でないときは使わないでください。
本機能は2025年版より機能します。
1.機能を有効にする設定
最初の画面のHelpより
-1.ファイル設定より機能を有効にします

a.ファイルによる設定?logをクリック

b.日本電子国土地図にWebメルカトールを有効にするにチェック
2.使い方
-1.基本の操作は今までの電子国土基本図と同じです
電子国土基本図の利用方法
電子国土基本図のVer4に対応
注意のタイル枚数や警報のタイル枚数は設定ファイル(webjmapset.config)で変更が可能です。(sxmx1:数値が注意のタイル枚数・sxmx2:数値が警報のタイル枚数)
-2.垂直方向の位置調整機能

地図を垂直方向の位置調整する機能です
3.位置調整について
現在の機能では30ピクセル程ズレます。原因が分からない為、調整機能を付加しています。
原因が分かれば、この機能は削除します
4.キャッシュについて
高速化の為のキャッシュ機能がついています。
-1.以前に作成したエリアと同じ場所を作成するときはキャッシュを外して再作成してください
5.結果比較
-1.東北〜北海度が入る広範囲地図にニセコの行政界を作図して比較しました。
a.Weメルカトール無効時

b.Weメルカトール有効時

-2.中四国エリアでが入る広範囲地図に松江市・松山市・四万十市の行政界を作図して比較しました。
中四国エリアで
6.その他
-1.本機能は試行錯誤で作成しています、現在は試用として動作しています
以前はRVMX独自方式でしたが、現在(2025/1/29以降)はGoogleが公開しているWebメルカトール変換式を採用しています
-2.高緯度や低緯度により動作に違いが有るかもしれません。
本機能を使ってうまく行かないときは、使わないでください。
7.関連リンク
-1.電子国土基本図(地図情報)Ver4のOpenLayersフォーマットに対応
-2.電子国土基本図(地図情報)Ver4のOpenLayersフォーマットに対応に前回条件利用機能を追加(但し、2019年版以降)
注意:
地図をご利用の時は電子国土共通規約に従って下さい
但し、電子国土基本図(地図情報)の仕様変更や停止時には動作しません。
本機能は基本的に日本国内用です。OpenLayersフォーマットになることに依り日本以外も取得可能ですが精度は落ちます。
提供ソフトのQ&A
(有)RVMX