多重回線設計でシステム初期値を変更する機能の追加
多重回線設計でシステム初期値を変更する機能の追加
概要
多重回線設計でシステム初期値を変更する機能の追加
多重回線設計でシステムに各種諸元が登録されています。ユーザーさんより一部特定の顧客仕様に合わせて変更したいとの要望が有りました。
しかし、他のユーザーさんへの影響やデータの再現性などからシステム値の変更は不可能です。
今回、ユーザーさん責任でPC単位での変更を可能にする機能を追加しました。但し、現在はパラボラ関係のみです
本機能は、2019年版以降で動作し、2019年版は試用期間となり、2020年版より正式機能と成ります。
1.利用方法
回線設計のルートにmuxforceset.configファイルを配置、既にある時は下記の内容を追加
内容は下記に示します。
-1.パラボラ関係(名称と利得)の設定
下記に例を示します、1空中線を1行で登録。
PBReg,6.5G, 2,3m レドームなし,42 -->名称と利得を変更時
PBReg,6.5G, 2,,42 -->利得のみ変更時
利得を42dBに変更例
上記の意味 PBReg=パラボラ関係の意味で固定,6.5G=周波数帯,2=空中線番号(2より順番に),3m レドーム無し=名称,12=利得
名称と利得は変更のないときは空白として下さい。
周波数帯は400M,2.4G,6.5G,7.5G,12G,40Gです。
空中線番号(2より順番に)は空中線一覧で見える順番です、0と1は任意空中線に割り当てられています。
4.その他
-1.本機能の設定はユーザーさんの責任で行ってください。
-2.muxforceset.configを削除または名前を変更すると、この機能は止まります。
-3.この変更を行うと、既存のファイルを読み込んでも変更されます、よって再現性はなくなりますので要注意です。
-4.多重の緒元は、国交省・ARIB・審査基準・その他団体により規定されていて、少しずつ変わっているものが有ります。
特にパラボラの利得などは同じ団体でも本来関係のない変調方式により変わったりしています。よって、これらへの対応は本機能で行ってください。
提供ソフトのQ&A
(有)RVMX