サービスエリア図の評価
サービスエリア図の空中線方向や送信電力の最適評価
概要
WPF技術を利用して無線回線設計でのサービスエリア図の空中線方向や送信電力の最適評価を行う機能です。
本機能は、2010年版以降で動作し、2010年版は試用期間となり、2011年版より正式機能と成ります。
1.利用方法
下記二つの方法が有ります。
−1.既にあるサービスエリアファイル(mobil)に対して行う
サブメニューよりサービスエリア評価を選択。
−2.サービスエリアのなかで行う
Option->評価(ANT方向等)を選択。
Option-> 〃 背景地図も含むを選択時は、背景地図も指定出来ます。
−3.既にあるサービスエリアファイル(mobil)二つの比較を行う
-1と同じくサブメニューよりサービスエリア評価を選択。
2.操作方法
ボタン
・Load 新規にサービスエリアデータファイルを読み込みます。
二つを選択した時は比較となります。(但し、同一範囲で同一メッシュの時のみ)
・Back 任意の背景地図ファイルを指定します。
・Initial 評価で変更した、空中線方位と送信電力を元に戻します。
表示・入力
・空中線 現在の空中線名を表示します。
・空中線の下の0 空中線方位(度)を表示及び入力可能です。
・Power(W)の下の20 送信電力(W)を表示します。
スクロールバー・Up/Down
・Patternの下のスクロール 空中線方位を変更出来ます。(+180〜-180)
・Stepの下のUp/Downボタン 送信電力を上下出来ます。
・Opacityの下のスクロール 背景地図とサービースエリアの透過度を変更出来ます。
Auto Mapのコンボボックス
・Non 背景地図無し。
・Map 道路地図を背景とする。
・Sat 衛星地図を背景とする。
・Tpo 地形図を背景とする。
・電子国土基本図 電子国土基本図を背景とする。
Auto Mapをダブルクリックで地図の再作成
チェック ボックス
・Pattern 空中線パターンのON/OFF。
・Step 送信電力の増減方法の変更。
コンテックスメニュー
地図の上でマウスの右ボタンで出てきます。
・Help Help起動
・dB-color 電界と色の関係表示
・dB-color Change 電界と色の関係を変更
・Color Mode Change 電界と色の関係を色付きと白黒の階層なしの変更
・Load House 回線設計で作成した、任意建物を読み込む
・Save Image 画像を保存
但し、正常な背景地図が設定されていないと、正常には保存できません
・End 終了
3.垂直パータンシュミレーション(2014年版以降、2014年版は試用で2015年版より正規)
垂直パータンの登録が有る時のみ有効です
スライドで変化させれます
また、Single Tiltの設定も影響します。(チェックがONの時はチルトの効果は真方向を中心、OFFの時は全方向)
4.結果
背景地図にAuto Mapの衛星地図を利用し、空中線を90度回転した例
背景地図にAuto Mapの道路地図を利用例
背景地図を指定した例
比較例(緑が+、赤が−、白は変化なし。但し、-10dbμV以下は無視します=黒)
下のスライドバーで(矢印)、基準とする方や彩度が変更出来ます
緑と赤は電界基準に応じて、明度が変わります。(低いと暗くなります)
注意してほしいのは、空中線の角度変更時は、+-の変化の表示の為、空中線パターンの利得の低い方向の変化が大きく出る傾向にあります。
5.その他
3Dサービスエリア(2011年版以降で動作し、2011年版は試用)
3D空中線パーターン(2014年版以降で動作し、2014年版は試用)
注意:Autoの背景地図はGoogleの機能を利用しているため、サーバー停止期間又はgoogleの仕様変更時はご利用できません。
WPFを利用している為、.Net Framework3.0以上がインストールされている必要が有ります。
提供ソフトのQ&A
(有)RVMX