サービスエリア作成での注意事項

1.標準計算方式とは、自由空間・反射・平面大地・遮蔽などの伝搬損失を加算

  する方式。

2.奥村・秦近似式を利用時は、地域別損失カーブの設定が必要です、(大都市・中都

  市・郊外・開放地)。

3.奥村・秦近似式モードで計算時は、地域常数により大幅に計算値が変化する

  為注意が必要です、設定によりどうにでもなる可能性有り、よって参考扱い。

4.ERP(mV/m)の計算では、郵政省方式の計算式に反射・平面大地(標準方式とは異なる)

  ・遮蔽などの伝搬損失を加算する方式(自由空間損失は使わない)。

5.OKキーは、計算未完了時は、計算開始キーなり、又計算終了時は、線化キ

  ーとなります。よって一つのキーで二つのキーの機能を持っているため、混同

  しないようにして下さい。

6.受信機が特定出来ないシステム(FM放送・テレビ放送・等)では、ERP(エリア電界強度)

  で行って下さい(受信地上高=4m)。

  又ERPをマークした時は、その時の基地局のみの空中線・フィーダなどの利得損失を0に

  設定するだけです、但し空中線は任意の1が設定されますので変更時は、ERPマークを

  外してから空中線を選択してください、そのときは操作者がERPの値を計算して設定

  してください。

    又、ERP計算時、任意1の空中線パターンは有効です、利得は0dB(指向性角度損0dB)となります。

7.計算方式の変更や判定方式の変更時には、事前に計算値をリセットする必要が有ります、

  無線条件の再計算をマークする事によりリセット出来ます。

8.bmpやjpgのイメージ地図にエリアを上書きし、ファイル出力する時は元画像のサイズを約5MB以下

  にして下さい(メモリー不足になります)。

  もし、5MB以上のイメージに書かせる時は、出力先を画像地図へを選択して行って下さい。

9.画像地図へエリア図を書かせる時は、色をうすくした方が下地の地図が見やすいです。

10.  〃    (タイトル等付きで)、タイトル・条件・基準値の位置をマウス(ラバーバンドを移動により)で指定して下さい。

11.画像地図へ境界線を描くときは、条件・タイトル・基準値の自動印刷は機能しません。(広域な地図へ複数エリアの作図を想定しているため。)

12.電界値等の境界線を描く線の倍率(整数)は、基本が1・2・3となっている為、倍率により差が変わる時があります。

  例:

    倍率 1.5−−>1・3・4・

         1.7−−>1・3・5・

   実際には、この他画面サイズなども考慮されています。

13.基準値のbmpファイルを作成時に、線化用基準値ファイルは指定したファイル名に _L が付加されています。

14.計算方式の放送用と判定方式のERP放送用は同じ意味です。(どちらをクリックしても放送用となります)

   但し、標準方式を選択時に、標準方式(自由空間損失などの計算)でERP放送の計算をさせない為、警告がでます。

15.放送用計算で、市街地のC’計算は、処理は入っているが(検証で確認できます)、

  現在は、市街地判定及びГの判定になる建築構造物のデータがないため、市街地外の処理としています。

16.放送用とその他方式では、別々の色を記憶しています。

17.判定値登録は、値のみで色は記憶していません。又、放送用は固定のため登録機能は無効になります。

18.既存の緯度経度付き地図でエリア指定をすると、基地局の緯度経度もその地図上で指定することができます。

19. サービスエリアのメッシュ数を任意とする機能(最大360)

  -1.プルダウンメニューのシステム->任意メッシュにて希望メッシュ数を入力

  -2.   〃    ->任意メッシュファイル->Saveで保存ファイル名を指定

  -3.計算開始

  -4.終了又は、中止(ESC)

  -5.中止時の継続時は、プルダウンメニューのシステム->任意メッシュファイル->Openでファイル指定

    その時、未終了時は、ファイル保存モードを継続するか確認してきます。

20.3D表示を利用する時、調査対象エリアが正方形でないと、画像地図や道路地図の作画が出来ません。

   (現在のDirectXはテキィスチャーの利用は縦横比に制限が在るため)

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