2025年版における60G無線LAN回線設計他の変更
2025年版における60G無線LAN回線設計他の変更
概要
2025年版における60G無線LAN回線設計他の変更
60G無線LAN回線設計に関して、その2
RVMX回線設計の60G無線LANは2019/1現在、60G無線LAN回線設計に関してを出していましたが、
情報が少なく回線設計の機能を提供できる状態ではありませんが
今回(2025/8現在)ユーザーさんよりのご要望で再調査を行いましたので、ご報告し回線設計の機能提供が出来るかの判定を行いました。
1.調査結果
-1.免許不要
-2.用途:建屋間通信 ケーブルの敷設が困難な場所 多段中継 監視カメラの映像伝送 バックアップ回線 電車と駅ホームの間
-3.メーカ仕様(仲介業者は除き、メーカと思われる資料のみとしました)
a.株式会社フジクラ
帯域幅:0.55/1.1/2.2 Ghz
データ速度:〜4620 Mbps
変調方式:BPSK to 16QAM
出力:20 dBm
空中線利得:22 dBi
最低受信電力:?
b.ハイテクインター株式会社
帯域幅:2.16 Ghz
データ速度:?
変調方式:BPSK,QPSK,16QAM
出力:10 dBm
空中線利得:22.5 dBi
最低受信電力:?
c.株式会社パナソニック
帯域幅:?
データ速度:?
変調方式:QPSK/QAM16/QAM64
出力:?
空中線利得:?
最低受信電力:?
d.富士通
帯域幅:500 Mhz
データ速度:1対1時 1Gbps,1対N時 3.8 Gbps
変調方式:1対1時 BPSK,QPSK,1対N時 16QAM BPSK〜QAM16 10段階の適応変調
出力:?
空中線利得:36/43/47 dBi
最低受信電力:?
e.国際電気
帯域幅:?
データ速度:100 Mbps
変調方式:振幅変調(ASK)
出力:10 dBm
空中線利得:空中線内蔵型 ?
最低受信電力:?
f.Siklu社(イスラエル)
帯域幅:224 Mhz 一例
データ速度:1/10/25 GbE 一例
変調方式:ACM steps: 12, BPSK-4096QAM 一例
出力:?
空中線利得:?
最低受信電力:?
-3.調査の結果、回線設計に必要な出力と空中線利得等の記載のあるものが出てきましたので、機能として提供できるかを検討します。
2.60GHz帯無線LAN組み込み機能
-1.最低受信電力
a.判定には最低受信電力が必要ですが、具体的な資料が無く、初期値として25G等と同じにしています。
この値は今後メーカ等より具体的な数値が取得出来れば、ユーザーさんが任意に変更できます。
b.ご参考にAIに確認すると下記のようになっています。
、
60GHz帯無線LAN(WiGigやIEEE 802.11ayなど)の最低受信電力(感度)は、規格や製品によって異なりますが、
一般的に-70dBmから-80dBm程度が目安とされています。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、
実際の数値は製品の仕様によって異なる場合があります。
c.最低受信電力の有効無効の判断
初期値の最低受信電力はAIの解凍に近い値なので、そのまま使っても良いかなと思っていますが、判断はユーザーでお願いします。
最低受信電力を無効にすると可否の判断はしなくなります。
-2.変調方式
取得資料よりいろいろな変調方式が有りますが、一応25Gまでの方式と同じにしています。
しかし、振幅変調(ASK)等未対応の変調奉仕もあります。
3.計算結果例
高層ビル間を想定したもので、緯度経度などは架空のデータです
60GHzで株式会社フジクラの仕様を使った例
4.その他機能追加
-1.2025年版以降で結果のPDF保存に計算根拠も保存する機能を追加
保存時
読込み時
-2.2025年版以降に緯度経度の地図とのやり取りを追加(新しい技術のWebview2による)
保存時
a.緯度経度より地図への表示

地図の種類も変更できます
b.地図上より緯度経度の取得 マウスで目的の場所へ移動後、中心マークへマウスを持っていきダブルクリック
c.地名より緯度経度の取得
経度を空白都市、経度に地名を入力し、地図ボタンをクリック
提供ソフトのQ&A
(有)RVMX