Microsoft Edge Chromium版ブラウザの正式リリースによるRVMXソフトへの影響について
1.状況
WindoesでのブラウザはIEが常識でした。しかし、Microsoftは独自エンジンによるEdgeをリリースして、Edgeをメインとする方針でした。
しかし、2019年にChromium版を発表し試用版として提供してました。その後2020/1/16にEdge Chromiun版ブラウザの正式リリースしました。
今後はWindows10のアップデートで全てを置き換えるみたいです。また、IEは今後サポートの延長はないみたいです。
これらの状況により、RVMX製ソフトへの影響について検討を開始しました。
2.影響の出ると思われる機能
-1.Microsoft IEモードのブラウザコントロールでスクリプトを動作させてWebサービス等を利用している個所。
この機能は非常に多くの個所で使われている為、対 には時間がかかります。
-2. 〃 Web表示している個所。
3.対応方法の予定
-1.Microsoft Edgeモードのブラウザコントロールへの置き換え。
しかし、開発環境(VS2017以降が必要)・動作環境(.Net Framework4.6.2以降が必要)が違うため、方法は今後検討が必要と思われる。
また、EdgeもHtmlモード(以前)とChromiumモードがあり、複雑です。
-2.問題1はMicrosoft Edgeモードのブラウザコントロールが使える環境では、今までのIEモードのブラウザコントロールが使えないことです。
Windoes7のユーザーへは今までの機能が必要ですが、Edgeモードへ変更すると使えなくなります。
IEモードも当分はMicrosoftがサポートが継続しているので、AI等で開発環境(VS2017以降)が要求されるとき以外は現状のIEモードを継続します。
その後、IEのサポートが終了かWindoes7のユーザーがいなくなれば、すべてをEdgeモードへ借り換え予定です。
-3.問題2は、現在のEdgeモードのブラウザコントロールはEdge(Htmlモード)用で、MicrosoftでEdge(Chromiumモード)は現在開発中みたいです。
また、Edge Chromium版ブラウザへ変更した後ではEdge(Htmlモード)のブラウザコントロールは使えないみたいです。
よって、Edge(Chromiumモード)のブラウザコントロールの開発完了を待つしかないみたいです。
4.その他
-1.Chromium(クロミウム)はオープンソースのウェブブラウザのプロジェクトでGoogleも利用している。
-2.IEや今までのEdgeではWeb版のGoogleEarthが動作しなくなっていましたが、Edge Chromium版ブラウザであればWeb版のGoogleEarthが動作します。
-3.Edge Chromium版ブラウザはサポートが終了したWindows7では動作しないみたいです。
(有)RVMX