RVMX cityGMLクラスの試験Tool(α版)のご紹介
RVMX cityGMLクラスの試験Tool(α版)のご紹介
概要
RVMX cityGMLクラスの試験Tool(α版)のご紹介。
cityGML(国際基準)は都市や風景のデジタル3Dモデルを保存するための、オープンな標準化されたデータモデルおよび交換フォーマットです。
国交省もcityGMLに対応したデータをオープンデータとして今回し始めています。また、Plateatuとしてホームページも開設しています
但し、現在は東京都23区と全国約50都市のデータが整備されています。又海外の都市でも提供をしている都市も有ります。
基本機能はRVMX_cityGMLクラス(非公開)に有りますが、本Toolはこのクラスを利用して実現しています。
又、cityGMLには多くの情報が含まれていますが、本Toolは建物に焦点を当てたものとなっています。現在の対応は日本用(国交省提供データ)と成っています。
本機能は、2022年版以降より試用版として動作します。
cityGMLと世界対応建物例
1.回線設計よりの使い方
回線設計とは直接関係機能の為、サンプルソフト提供機能を開発して提供できるようにしました。
2.基本手順
範囲が広いと時間が掛かります、またPC環境によりメモリーオーバーとなることが有ります。その時は範囲を小さくして実行して下さい。
-1.国交省提供データcityGMLはgmlファイルを使います。必要なエリアのデータを国交省Plateauより事前に取得して、
2.a-1cityGMLデータフォルダー設定で指定したフォルダーへ解凍しておいてください。
-2.gmlファイルより建物を抽出します。
cityGMLの建物が無い場所は全世界対応建物で日本国内建物2022年版の紹介より補完します。
-3.範囲は地名と半径・コーナーの緯度経度・緯度経度付き地図ファイルより指定します。
-4.抽出した建物データよりOBJファイル(建物単位の3Dファイル)とマテリアルファイルを作成。
但し、ファイル名は全世界対応と高速化の為RVMXOpen Location codeを使いOpen Location Code化しています。
-5.背景地図として画像地図をテキスチャーとして作成します。
-6.DEMデータより地形の凹凸・RVMX世界対応建物(2022年版)より箱型建物を作成
-7.RVMX_OpenGL(OenGL)へ地形の凹凸・箱型建物データ・OBJファイルを渡し3D地図を表示。
3D表示はRVMX_OpenGLを利用しています、詳細はRVMX OpenGL 3D表示 Tool(β版)を参照
3.画面説明
-1.初期画面
a.テキスチャ付のみ 国交省提供データには中心部のテキスチャー付と周辺のテキスチャー無しが有ります。この設定でタキスチャー付のみとなります。
テキスチャー無しは全世界対応の建物と同じような表現となるため、必要ないと思います。
b.Objファイル変換 cityGMLデータよりOBJファイルへ変換します。
gmlファイルの選択
c.建物合成 建物データは全世界対応の建物とcityGMLよりの建物が有ります。
それらの合成方法を指定
d.中心地名 中心の地名・経度,緯度・緯度経度付き地図ファイル
中心の地名より糸毛緯度への変換はRVMX_DGMapToolを利用しています、詳細は画像地図やDEM・建物データ利用の共用Toolを参照
e.半径(Km) 中心の地名・経度,緯度の時半径を指定して範囲を決定します。
f.cityGMLより3D地図作成 OpenGLにより3D地図の作成を開始します。基本手順の-5〜-7を実行します。br>
g.背景地図ボタン 緯度経度付き地図ファイルをしていして範囲確定と背景画像を指定します。
h.DEM環境設定 地形の凹凸作図用GL高環境設定
RVMX_DGMapToolを利用詳細は画像地図やDEM・建物データ利用の共用Toolを参照
i.画像地図環境設定 背景地図画像の環境設定
RVMX_DGMapToolを利用詳細は画像地図やDEM・建物データ利用の共用Toolを参照
j.テンポフォルダークリア OBJファイルの格納用テンポフォルダーのクリア
k.キャッシュクリア 背景地図画像とGL高及び世界対応建物行データのキャッシュクリア
-2.プダウンメニュー
a.システム
a-1.cityGMLデータフォルダー設定 ityGMLデータフォルダー設定します
a-2.固定メッシュ(0=自動) DEMの読み取りメッシの固定値、0の時は自動となります。
a-3.終了 ソフトを終了します。
b.Help
b-1.説明 本説明
b-2.バージョン ソフト情報
4.結果例
-1.建物合成はcityGMLのみで松山市で半径100mで作成例
cityGML建物は建物単位の為,端ははみ出しています
-2.建物合成はcityGML+世界対応建物で松山市で半径100mで作成例
cityGML建物と世界対応建物が重なっています
-3.建物合成は世界対応建物のみで松山市で半径100mで作成例
-3.建物合成はcityGMLのみで松山市で半径250mで作成例
cityGML建物が提供されていない部分は世界対応建物となっています
5.その他
-1.DEMデータはcityGMLにも入っています(範囲内のみ)が、範囲外も地形を表したいので外部のDEMデータを使っています。
-2.cityGMLの用途は今後増えてくるものと思われます。
-3.Cesium用タイルファイルも提供されていますが、AWS(Amazon Cloud)経由となるため、AmazonのIDが必要となるため、使っていません
また、別途サーバーを用意しても良いのですが、コストとメリットのつり合いでしていません。
6.関連リンク
-1.RVMX_Cesium(Web)にcityGMLを配置する補助Tool(α版)のご紹介
-2.RVMX DroneSim
-3.RVMX ドローンシュミレータβ版(参考)にCityGML利用機能の追加
注意:-1.Net Framework4.62以上がインストールされている必要が有ります。
提供ソフトのQ&A
(有)RVMX