太陽黒点データの影響を時系列でグラフ表示する機能(参考)2024版
太陽黒点データの影響を時系列でグラフ表示する機能(参考)2024版
概要
RVMX回線設計より太陽黒点データの影響を時系列でグラフ表示する2024版参考機能
最近(2024/5の初め)太陽の活動が活発になり、世界各地でオーロラが見えたり無線やGPSへの影響が出たと報告が出ています。
そこで、RVMX製の太陽黒点データの影響を時系列でグラフ表示で調べてみました。
しかし、今までの2024以前の各種太陽黒点データと各種データの関連をグラフ表示>が有りましたが、データ提供元の機能変更により機能しないものが増えていました。
そのため2024年版として修正を加えて見えるようにしました。
但し、本機能は2024年版は試用期間となり2025年版より正規の参考機能となります。
1.データ提供元の仕様変更箇所と対応
-1.京都大学の放射線サイトデータのエンコーダが変更されていました shift-jis->utf-8へ変更
-2.NASAの地球平均気度(年単位)サイトデータのセパレータが変更されていました Tabよりスペースへ変更
-3.NOAA太陽黒点の予測がなくなっています、代わりに45日予測に変更
-4.宇宙天気情報経由のNOAAデータ(太陽風・フレア)のエンコーダが変更されていました shift-jis->utf-8へ変更
また、フレアの提供データ形式がクラス分けに変更されていました、クラス分けを数値に変換しグラフ表示へ変更
-5.宇宙天気情報経由の京都大学データ(磁気嵐)のエンコーダが変更されていました shift-jis->utf-8へ変更
参考:宇宙天気情報とは国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)の宇宙天気予報センター
2.使い方
-1.回線設計よりのツールとして起動
使い方自体は以前の方法と基本的には変わりありませんので、2024以前の各種太陽黒点データと各種データの関連をグラフ表示>を参照
3.画面操作
-1.回線設計よりのツールとして起動
使い方自体は以前の方法と基本的には変わりありませんので、2024以前の各種太陽黒点データと各種データの関連をグラフ表示>を参照
-2.変更箇所
a.フレアの時クラス分けのグラフとクラス数値を表示する機能を追加
フレアのクラス分けにより頻度や影響が分かりやすくなります。下記はインターネットの記事より
2024年5月8日以降、Xクラスの大規模な太陽フレアが8回起きました。
クラス別の頻度と影響
Xクラス 年に3回程度 Xクラスの中でも特に大きな規模の太陽フレアは、通信やGPSの不具合を起こし社会経済活動に大きな被害を与える
Mクラス 年に30回程度 地球に影響は出ない
Cクラス 年に300回程度 地球に影響は出ない
Bクラス 年に3000回程度 地球に影響は出ない
Aクラス 年に3000回以上 地球に影響は出ない(但し、本機能には使用していません)
クラス分けのグラフ例
クラス数値例
4.データの組み合わせ
各データには、年・月・日・時間等まちまちです。よって、組み合わせにより同一時間のデータが無いとグラフ化できないものもあります。
その時は、太陽黒点のデータソースを変えて試してください。
下記のデータは宇宙天気情報経由は予報値となります、
よって将来値となりますので太陽黒点との比較では太陽黒点の予測値との組み合わせが有効です
放射線・太陽風・フレア・磁気嵐
太陽黒点の過去データと予測値のフレアの例
5.作成例
-1.太陽黒点とXクラスのフレアの関連で表示例
クラス表示ON
クラス表示OFF
6.その他
-1.データは各所より自動的に取得していて、提供元が提供データの形式や仕様を変更又は、サーバー停止すると、本機能による更新は動作しなくなる可能性があります。
-2.データはRVMXサーバーとPC内にもキャッシュされています。
7.関連サイト
-1.2024年版以前の太陽黒点データの影響を時系列でグラフ表示する機能(参考)
注意:.Net Framework4.5以上がインストールされている必要が有ります。
提供ソフトのQ&A
(有)RVMX