RVMX_SDRを使ったACARSの受信機能(参考機能)
RVMX_SDRを使ったACARSの受信機能(参考機能)
概要
RVMX_SDRを使った
ACARS(Aircraft Communications Addressing and Reporting System)
の受信機能(参考機能)説明です。
ACARSはVHFによる航空移動局―管制局間のデータ通信(MSK変調で2400bpsのテキスト通信)を行うシステムです。
しかし、本機能は電界強度測定器のADSB補助機能(SDRによるMSK復調評価)として付けています。
本機能は、2015年版以降で動作し、2015年版は試用期間となり、2016年版より正式機能と成ります。
1.設定について
・設定
下記のデータ受信関連です。
-1.ACARS周波数設定 ACARS監視VHF周波数設定(最大4波を同時監視)
その他は、
ADS-Bと同じ
・保守
ADS-Bと同じ
2.利用方法
-1.Detector TypeをACARSとする。
-2.開始ボタンをON
-3.記録
ACARSのlogを保存します
-4.地図
ADS-Bと同じ
-5.パイロット視点
ADS-Bと同じ
3.不明航空機データベース追加・修正
ACARSはテール番号(尾翼についてる番号)が基本となります、(ADS-Bは機体番号)で管理します。頭に#が付きます
その他は、
ADS-Bと同じ
4.画面サンプル
-1.受信データ例
頭に周波数がつくlog機能は、RVMX_SDRのルートにACARSLog.configファイルを配置すれば見えます。
本機能はMSK復調評価の為、データ内容の細かい解読はしていません。(明らかにわかる緯度経度と高度のみ)
log機能で、エラーコードは下記の通リです
Err0: データが空白の時
Err1: データ長が短すぎ(13文字以下)の時
Err2: パリティエラー時
Err3: CRCエラー時
Err10: アドレス(テール番号)が異常時
Err20: データ開始コードSTXやデータ終了コードETXかETBが無い時
-2.不明機データ例
5.その他
ACARSは旅客機の運行や管制塔との通信が主体で、位置情報などの通信は少ない、ASD-Bとは違い恐らく位置等はレーダが主体と思われる。
よって、地図への表示はリアルタイムとはなっていません。
また、VHFによるACARSは将来的には廃止(別システムへ移行)されます。
6.関連機能
-1.
RVMX_SDR 基本機能
-2.
RVMX_SDRADSB 航空機衝突防止機能
-3.
RVMX_SDR ACARS機能
-4.
SDRを使った低価格RVMX電界強度測定器その他その他情報
-5.
RVMX_SDRを使ったADS-Bの収集データよりフライトスケジュールを作成
-6.
SDR電界強度測定器の感度確認と校正
-7.
SDRを利用したRVMX GNSS試験機能の説明です。
-8.
RVMX_SDRを使ったADS-Bので2018年版よりの追加・変更機能(参考機能)
-9.
SDRを利用したAIS受信解析機能の説明です。
注意:動作には.Net Framework4.5以上がインストールされている必要が有ります。
また、PCの性能が低いと、正常に動作しない(動作が滑らかでない等)ことが有ります。
この機能は現在開発中です。又参考機能の為サポートはありません。
提供ソフトのQ&A
(有)RVMX