防犯カメラについての検証

   最近犯罪や詐欺対策で防犯カメラの需要が急増しています。
  しかし、気を付けないといけない点があります。
  最近の防犯カメラはIP/Wifi Cloud対応カメラが多くなっていますので,IP/Wifiカメラに対して行います。

 1.IP/Wifiカメラの検証
  当社に於いて価格の安く高機能なAI対応の屋外用と室内用の2種類を購入し機能を検証しました。
  IP/Wifiカメラは画像や音声をストリーミングでCloudへ送り、そこでAIなどで処理をします。
  よって、データ(画像や音声)がCloudへ送られ蓄積される可能性があります。

  -1.屋外用カメラ
    
   Jennov.com
   外見はアメリカのロスアンゼルスの会社(Google退社の人が設立となっている)
   ホームページもUSAのホスティングを利用
   住所などは記載なしで、電話のみ(USA・中国・日本)
   日本の代理店はあるが調べると中国製品専用の輸入業者
   購入後確認で箱にMade in Chainと書かれていた。

   調査の結果画像・音声データは中国の下記のCloudサーバーへ送られています。
   AJCloud Cloud関連のソフト開発会社
   南京安居云信息技?有限公司(Ajcloud Labs Inc.)
   設立 2018-01-04
   住所 中華人民共和国江蘇省南京雨花台区邦宇科技園305A
   資本金 50万元


  -2.屋内用カメラ
    
   tapo.com
   日本販売店 ティーピーリンクジャパン株式会社
   製品にはMade in Chainが付いていないが、tp-link.comとなっているので中国製

   調査の結果画像・音声データは中国の下記のCloudサーバーへ送られています。
   tp-link.com TP-LINK Technologies Co., Ltd.(ネットワーク関連の会社)
   設立 1996年
   住所 中華人民共和国深?
   従業員数: 24,000

 2.機能
   -1.画像および音声正常動作
   -2.画像変化検出正常動作
   -3.屋外カメラは警報音(サイレン)動作及ライト点灯・暗視機能(赤外線による)とも正常動作

 3.IP/Wifiカメラの危険性
  -1.価格の安いカメラは中国製が多いです。
   また、カメラメーカが中国で有ることを分かりづらくしています。
   特にそのCloudが中国の場合は当然国が検閲や情報搾取する可能性があります。
   中国製の時はカメラの設置場所に気を付ける必要があります。カメラの設置は画像が漏れて良い場所のみとする。
   室内や、重要な場所の監視には国産(中国製を扱う代理店は除く)をお勧めします。
    特に注意が必要なのは、バックドアが仕組まれていると社内や自宅内のプライベートIPの中なので何をされるかわかりません。
  -2.当社では20年以上にわたり中国よりのIPパケットのルートを調査しています、それによると必ず北京を経由しています。
   おそらく政府の検閲を経由しているものと思われまする
  -3.米国イギリスオストラリアでは中国製のカメラを重要な場所より排除する動きが出てきています。

 4.関連サイト
  RVMX RTSP Cameraクラスのご紹介

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