RVMX フェイズドアレイ空中線シュミレーション(α版)参考機能
RVMX フェイズドアレイ空中線シュミレーション(α版)参考機能
概要 RVMX フェイズドアレイ空中線シュミレーション(α版)参考機能。
近年無線回線での動的な指向性やイージス艦のレーダなどにフェイズドアレイ空中線が使われるようになりました、また無線電力伝送などへの用途も考えられています。
その為、RVMXでもフェイズドアレイ空中線シュミレーションを開発してみました。
只、利得算出では不明な点がありα版の参考機能としています。
本機能は同一アレイを等間隔で配置したものとしています。そのため単一方向の指向性としています。
多方向はRVMX フェイズドアレイ空中線シュミレーション(α版)の多方向の参考機能を追加を参照
回線設計の2023年版以降で動作し、2023年版は試用期間となり、2024年版より正規機能とする予定です。
1.利用方法
回線設計よりの起動方法
サブメニュー、より起動
2.基本操作説明
-1.画面説明
a.名称 空中線の名称、但し確認用でここで変更はできません
b.周波数 使用周波数(MHz)、但し確認用でここで変更はできません
c.空中線設定ボタン 詳細な空中線の設定を行います。
詳細は2.空中線設定画面を参照
d.動的シュミレーション グラフなどの表示後、位相・アレイ数・配置間隔等をスライドバーにより変更可能とします。
e.アレイセクター アレイセクターのグラフ表示
e-1.X軸アレイセクター X軸方向の方位変化に対するアレイセクターグラフ
e-2.Y軸アレイセクター Y軸方向の方位変化に対するアレイセクターグラフ
f.空中線パターン
f-1.X軸パターン 水平空中線パターン
f-2.Y軸パターン 垂直空中線パターン
g.空中線パターン保存 RVMX回線設計用フォーマットでファイル保存
h.3D表示 立体パターン表示、但し角度分解能は最小1度としています。
それ以下だど3Dデータが多くなり動作が重る為
i.位相取得 目的の方位に対して、付加する位相遅延を算出
i-1.設置方向 空中線の設置方向
i-1-1.x軸 水平取り付け角度
i-1-2.Y軸 垂直取り付け角度
i-2.目的方向
i-2-1.x軸 水平方向角度
i-2-2.Y軸 垂直方向角度
i-3.計算ボタン 計算開始
-2.プルダウンメニュー
a.システム
a-1.ファイル
a-1-1.読込み ファイルよりデータ読み込み
a-2-2.保存 ファイルへデータを保存
a-2.画像保存後表示 画像保存後測表示します。
a-3.角度解像度(度) シュミレーションでの角度解像度
a-4.終了 本Toolを終了します
b.Help
b-1.説明 本説明
b-2.バージョン ソフト情報
3.空中線設定画面
-1.名称 空中線名
-2.周波数(MHz) 使用周波数
-3.合成効率 分配器(合成器)・移相器などの損失などに効率低下(0〜1.0)
-4.X軸アレイ 水平
a.配置数 アレイ数
b.間隔(mm) アレイ配置間隔
マウスの右クリックでλ(波長)/2・λ×0.4・λ×0.6が選択できます
c.位相(度) 遅延位相
-5.Y軸アレイ 垂直
a.配置数 アレイ数
b.間隔(mm) アレイ配置間隔
マウスの右クリックでλ(波長)/2・λ×0.4・λ×0.6が選択できます
c.位相(度) 遅延位相
-6.確定ボタン 設定を確定
-7.キャンセルボタン 設定を中止
4.成果例
-1.水平アレイフアクター(動的シュミレーション有効)例
x=32,y=32アレイ
x=99,y=32アレイ
x=32,y=32アレイ,位相=72
-2.水平アレイフアクター(動的シュミレーション無し)例
x=32,y=32アレイ
-3.水平パターン(動的シュミレーション有効)例
x=32アレイ
x=32,位相=-84
マウスの右クリックで画像も保存できます。
-4.垂直パターン(動的シュミレーション有効)例
x=12,位相=40
-5.3Dパターン例
x=32,y=32アレイ
x=12,y=32アレイ
-6.位相取得例
5.関連リンク
-1.RVMX フェイズドアレイ空中線シュミレーション(α版)の多方向の参考機能を追加
-2.RVMX フェイズドアレイ空中線シュミレーション(α版)に位相自動の参考機能を追加
-3.RVMX フェイズドアレイ空中線シュミレーション(α版)に位相自動の多方向パネル参考機能を追加
6.その他
-1.本機能はRVMX_PhaseArrayAntクラス(非公開)を利用して実現しています
-2.利得はX軸最大振幅・Y軸最大振幅・エレメントファクタ・アレイファクタ・アレイ数・効率より算出。
注意:
-1.現在α版(試用)で、完成予定は未定です。
提供ソフトのQ&A
(有)RVMX