地図上に分布グラフを作成するクラスの紹介(β版)
地図上に分布グラフを作成するクラスの紹介(β版)
概要 地図上に分布グラフを作成するクラスの紹介(β版)です。
本クラスは他のRVMXソフトより参照して使う汎用機能です。よってクラス本体の説明は有りません。
今回そのクラスを使って分布地図を作成する汎用ソフトを作成しました。この説明はこの汎用ソフトの説明となります。
また、この汎用ソフトも疎結合により他のソフトよりも利用出来るようになっています。
汎用ソフトは回線設計や音達シュミレーションの2021年版以降で動作し、2021年版は試用期間となり、2022年版より正規機能とする予定です。
世界中よりのRVMXへのアクセスを毎日自動的に作成している分布地図
1.利用方法
-1.回線設計よりの起動方法
a.サブメニュー、より起動
b.地図上に分布クラフをクリック
c.以降は基本操作説明を参照
-2.音達シュミレーションよりの起動方法
a.事前に目的の音達シュミレーションを実施
b.対象範囲の人口推定地図グラフを選択
地図上に分布クラフをクリック
b-1.開始 作成開始
以降は基本操作説明を参照
b-2.年齢別 年齢別人口構成を円グラフで
b-3.設定 これを選択しておくと、作成前に詳細設定画面が出てきます、(文字・色関係の設定)
、但しグラフの種類などは使うソフト側で固定しているので無視されます。
b-4.年齢別色設定 年齢別の円グラフを作成するときの、色指定
2.基本操作説明
・手動操作初期画面
自動の時は出てきません
-1.画面説明
a.データ グラフにするデータ。
a-1.データアドレス ファイルのアドレス。参照ボタンにより選択できます。
Webの設定も可能です、http:やhttps:等
ファイル拡張子はCSV・Json・xls・xlsxなどです。
a-2.参照ボタン PC内のファイル指定用
a-3.開く 試験的に開けます。編集もできます。(編集した時は保存をして下さい)
Webよりコロナ感染データをJsonフォーマットを開いた例
これより、目的のデータが何セル目に有るか確認できます
a-4.エンコード 特にWebよりのファイルは色々な形式が有りますので、ここで設定できます。
a-5.取得日数 データに日付が有る時、取得日数(但し連続日数で)を指定できます。
a-6.クリア 設定データファイルを削除します。
a-7.データセル番号 データの順序を指定します。
a-8.初期値 1=地名、2=データ[、3=日付,4=経度,5=緯度]、[]内は省略可能
a-8-1.名称(場所) 国、都道県,市町村(日本のみ)のデータ位置を指定
a-8-2.数値 数値のデータ位置を指定
a-8-3.日付 日付のデータ位置を指定
a-8-4.経度 経度のデータ位置を指定
a-8-5.緯度 緯度のデータ位置を指定
b.背景地図
b-1.既存地図 RVMXフォーマットの緯度経度付き地図を利用
b-2.範囲 データの範囲を指定
b-3.コーナーの緯度経度 範囲で緯度経度を選択した時有効となります。
左上と右下のコナーの緯度経度を指定
b-4.地図ボタン 地図より緯度緯度を指定
b-5.ファイルより 緯度経度付きファイルより指定
b-6.日本行政界より 日本の行政界より指定
b-7.既存地図設定 b-1.既存地図をチェックした時に指定
b-7-1.ファイルアドレス ファイルのアドレス。参照ボタンにより選択できます。
b-7-2.参照ボタン PC内のファイル指定用
b-7-3.開く 確認用に開いて確認できます。
b-7-4.クリア ファイルのアドレスを削除します。
c.出力
c-1.表示 作成後表示します。
c-2.保存 作成後保存します。
c-3.タイトル 地図につけるタイトルを指定出来ます。
d.開始ボタン 作成を開始します。
e.終了ボタン ソフトを停止します。
-2.プルダウンメニュー
a.システム
a-1.グラフ
a-1-1.棒グラフ
a-1-2.円グラフ 数値により円の大きさが変わるグラフ、複数データが有る時は構成比率を表す円グラフ
a-1-3.色変化 数値により色が変わる円グラフ
a-1-4.折れ線グラフ 複数データが有る時折れ線グラフを表示します。
a-1-5.ヒートマップ ヒートマップ作成
a-1-6.グラフの色 グラフの色指定(単一データ時有効)
a-1-7.サイズ倍率 地図サイズに対してのグラフの最大サイズを指定
a-1-8.不透過度% グラフの不透過度%を指定、地図を透かせるため
a-1-9.最大値抑制 一個だけとびぬけた数値の時、それを無視します。
a-1-10.数値
a-1-10-1.表示 グラフに数値を表示
a-1-10-2.フォントサイズ 文字サイズ指定
a-1-10-3.色 色指定
a-2.日付を付加
a-2-1.現在日付 作成日付を付加
a-2-2.データ期間 複数日数を集計した時の期間を表示
a-3.日本の地名より糸経度変換に行政を利用 制度は上がりますが、少し時間が掛かります。
a-4.終了 ソフトを停止します。
b.地図設定
b-1.範囲地図優先 グラフ作成の範囲を地図の範囲とする。
b-2.地図表示 作成後表示をします。
b-3.地名
b-3-1.表示 地図にデータの地名を入れます
b-3-2.フォントサイズ 文字サイズ指定
b-4.グレースケール 地図をグレースケールにする
b-5.タイトル
b-5-1.フォントサイズ 文字サイズ指定
b-5-2.色 色指定
b-6.地図の不透明度% 地図を薄くすることが出来ます。
3.操作手順
-1.開始ボタンをON
-2.背景地図設定
-2-1.背景地図選択
データの内容や範囲によりメニューが変わってきます。
a.DVD Web画像地図 回線設計等で今まで使ってきた画像地図です。比較的狭い範囲用です。(1000kM以内)
b.精密日本行政界地図 国交省提供の行政界データを元に作成する白地図
c.簡易日本行政界地図 RVMX提供の簡易行政界データを元に作成する白地図(広域用)
c-1.一覧より目的の都道府県を選択
c-2.都道府県のみ選択 都道府県単位で作成します。(チェックを入れると塗りつぶしの指定が出来ます)
c-3.都道府県のみ選択にチェックが入っていないと市町村選択の画面が出てきます。
c-4.一覧より目的の市町村を選択
c-5.塗りつぶしが必要な時は、塗り潰しにチェックを入れてテキストボックスをヌ゛ブルクリックで色指定が出来ます。
d.簡易世界行政界地図 〃 簡易国境・州境データを元に作成する白地図(広域用)
d-1.エリア指定をします。
d-2.国を選択
d-3.塗りつぶしが必要な時は、塗り潰しにチェックを入れてテキストボックスをヌ゛ブルクリックで色指定が出来ます
e.広範囲既存画像地図 緯度経度付きで事前に作成されている地図を利用
ユーザーさん作成の地図もImageフォルダー内に配置すればリストに出てきます。
e-1.既存地図の一覧より選択
-2-2.プルダウンメニュー
2.基本操作説明のプルダウンメニューを参照
4.地図表示
作成前に表示を指定しておくと結果の地図を表示します。
全世界よりのRVMXサーバーへのアクセス状況例
-1.プルダウンメニュー
a.システム
a-1.ファイル
a-1-1.保存 表示地図を緯度経度付きで保尊します。この結果は回線設計などで利用できます
a-1-2.保存後表示 確認の為、保存後即開いて確認できます。
a-2.終了 画面を閉じます。
b.表示
b-1.画面に合わせる 画面に全体が収まるようにして表示
b-2.緯度経度を表示 マウスの移動でその場所の緯度経度を表示
b-3.情報表示 将来機能用で、現在は何も変化は有りません
c.オプション
c-1.Google Earthへ出力 棒グラフの時、GoogleEarthで立体表現
多くのグラフが同一地図に有る時に角度を変えて見やすくするための機能です
5.結果例
-1.日本国内より都道府県単位の分布をで表示例
RVMXへのアクセス状況を%で棒グラフ
Webよりコロナを円グラフ
Webより災害データを色変化グラフ
-2.アメリカ合衆国の州単位のRVMXへのアクセス状況を%で棒グラフで表示例
-3.指定市町村(愛媛県内)の数値(架空)を棒グラフで表示例
-4.音達シュミレーションでの利用例
音達範囲の年齢別人口
-5.RVMXサーバーへの過去30日間のアクセス集計を自動的に毎日分布地図作成例
-6.ヒートマップ例
コロナ感染ヒートマップ
6.標準CSV書式例
地名より緯度経度を自動判定しています。地名には国別ドメインや県や州の識別コードが有効です。
識別できない名称時には緯度経度を付加とて下さい
日本国内は度道府県と市町村は自動識別できます。
国の自動識別は国別ドメインが最も有効です、文字列では書き方により変化が有るため識別できないことが有ります。
海外で州を自動識別できるのは、USA・カナダ・ブラジル・中国です。
以下にCSV例を示します。
//country -->集計を国単位とします。
//sep=# -->データがセル内に複数有る時の区切り文字、指定しないときは&となります。
//limmitdate=2021/1/1 -->データの日付制限(指定以降有効)
japan,50#200#3000,,, -->日本 に50と200と3000のデータ
us,200#500#5000,,, -->アメリカに200と500と5000のデータ
cn,300#50#10,,, -->中国に300と50と10のデータ
gb,40#500#1000,,, -->イギリス・・・
fr,20#500#5000,,, -->フランス・・・
in,100$500#4000,,, -->インド・・・
au,123#567#6000,,, -->オーストラリア・・・
インドネシア,230#1000#4500,2020/12/1,, -->インドネシア・・・で日付は2020/12/1
test,100#150#200,,132,60 -->名称testで緯度=60,経度=132
test1,50,,102#2#5,60#8#4 -->名称test1で緯度=60,8,4 経度=102,2,5
usca,100 -->USA カルフォルニア州
usin,230 -->USA インデアナ州
usfl,80 -->USA フロリダ州
usny,300 -->USA ニューヨーク州
jp38,400 -->愛媛県
福岡県,300
北海道,45
caqc,450 -->カナダ ケベック州
caon,200 -->カナダ オンタリオ州
cnbj,150 -->北京
brsp,50 -->ブラジル サンパウロ州
brpa,100 -->ブラジル パラナ州
松山市,400
伊予市,200
砥部町,100
愛媛県松前町,80
緯度経度の書式は下記が許可されています。
123度4分5秒
"123,4,5"
123,4,5
123&4&5 &は//sep=で定義した時はそれに代わります。
7.関連機能
音達シュミレーションでの利用方法
8.その他
-1.回線設計よりは、汎用機能として起動できるだけですか、具体的な機能として付けたいときはご希望をご連絡下さい
注意:
-1..Net Framework4.6以上がインストールされている必要が有ります。
-2.現在β版で、完成予定は未定です。
-3.本ソフトは、参考で提供中の為サポートの対象外となります
提供ソフトのQ&A
(有)RVMX