全世界の地球の等価倍率推定システム
全世界の地球の等価倍率推定システム
概要 全世界の地球の等価倍率推定システム(参考機能)です。
地球の等価倍率(k factor)は地域や季節・地形により変化し、無線の伝達に大きく影響します。その地球の等価倍率推定システム(参考機能)です。
日本国内は4/3の標準値で良いですが、海外は要注意ですので本機能を参考にして下さい。
k factorはアメリカ海軍観測の全世界のSurface Refractivityより算出しています。
本来別ソフトですが、回線設計より参考で利用出来るようにしました。
回線設計の2017年版以降で動作し、2017年版は試用期間となり、2018年版より正規の参考機能とする予定です。
月平均最小値で等地球の等価倍率線 0.03間隔例
1.利用方法
−1.回線設計より手動起動方法
サブメニュー、より起動
−2.回線設計内のフェージングシュミレーシュンで利用方法
VHF/UHF固定回線の結果表示でシュミレーション->フェージングをクリック
2.画面操作
初期画面
-1.基本画面説明
a.プルダウンメニュー
a-1.システム
a-1-1.背景地図
ア.グレイスケール 白黒地図のON/OFF
a-1-2.ツールチップ マウスの位置の地球の等価倍率を表示機能のON/OFF
a-1-3.終了 本ソフトを終了します。
a-2.データ
a-2-1.月平均最小値 月平均の最小値の表示
a-2-2.月別 月を1より12月まで変更して表示
a-2-3.等地球の等価倍率線 同じ地球の等価倍率線を求める間隔(但し、データの変化が大きい個所は正常に表示されません)
ア.0.03 0.03間隔
イ.0.04 0.04間隔
ウ.0.05 0.05間隔
エ.0.07 0.07間隔
オ.0.1 0.1間隔
a-3.場所指定質問
a-3-1.緯度経度 緯度経度より最低月平均と2月及び8月の値を表示
a-3-2.都市名 都市名より最低月平均と2月及び8月の値を表示
a-4.Help
a-4-1.説明 本説明。
a-4-2.バージョン バージョン表示
b.月の変更
月別を選択した時、下記のバーが現れます。バーを操作して月を切り替えます。
タイトルに(*月)が表示されます
c.ツールチップ
ツールチップにチェックを入れると、マウスの位置の緯度経度と地球の等価倍率が表示されます(10秒間)。
3.表示例
-1.0.1間隔で日本付近にマウスを移動した例
結果の部分例
-2.赤道付近の地球の等価倍率位置をマウス(ツールチップ)で表示例
-3.回線設計のフェージングシュミレーシュン例(緯度経度より最低月平均と2月及び8月の値を求める機能より)
送受の中間地点の緯度経度より求めた値で最低月平均線と2月及び8月の線が引かれます。
-4.場所指定質問で緯度経度指定例
4.その他
−1.大気屈折率の変化の大きいエリアでは等K Factorの線が正常に作成できません。
−2.k factorは気候変化や年による変化にも影響されますので注意が必要です。
−3.特に変化が大きいく注意が必要なエリアは南米・北米の太平洋側・アフリカ・インド付近
−4.赤道付近は屈折率が標準値より大きく、電波が遠くへ届く傾向にあります。
−5.砂漠地帯は屈折率が標準値より小さい可能性がある為、標準値での計算はしない方が良いと思われます。
注意:
.Net Framework4.5以上がインストールされている必要が有ります。
本ソフトは、回線設計より参考で提供中はサポートの対象外となります
提供ソフトのQ&A
(有)RVMX