無線局の人口衛星への干渉検討参考機能(β版)
無線局の人口衛星への干渉検討参考機能(β版)
概要 無線局の人口衛星への干渉検討参考機能(β版)。
衛星は最近小型衛星が増えて、用途等も多岐にわたってきている、又軍事用等不明部分の多いものもある。
また、使用周波数も137MHzよりKUバンドまで広域にわたっています。
RVMX無線局間の干渉検討に対衛星の機能を追加しました。機能には衛星軌道・衛星通信の援助を受けて実現しています。
無線回線間の干渉検討参考機能(β版)に追加する形で実現しています。
回線設計の2020年版以降で動作し、2020年版は試用期間となり、2021年版より正規機能とする予定です。
1.利用方法
・回線設計よりの起動方法
サブメニュー、より起動
2.基本操作説明
-1.基本説明は無線回線間の干渉検討参考機能(β版)を参照
本説明は基本機能に衛星用に追加した機能の説明です。
-2.操作手順
a.初期画面で衛星への干渉を選択
b.画面選択ボタン説明
b-1.与干渉システムボタン 干渉を与える側の条件を設定
b-1-1.空中線チルト 標準機能に空中線チルト角の設定機能が追加されている。
c.衛星選択ボタン 衛星を条件設定により選択
c-1.種類選択 静止衛星か/任意衛星かを選択
c-1-1.静止衛星 赤道上に静止している衛星を選択
c-1-2.任意衛星 種別・用途などより選択、全ても選択できます。この場合は指定時間の移動中の干渉も検討します
d.選択ボタン 選択を開始します。静止と任意の全ての時は自動で行われます。
d-1.手動選択 衛星軌道・衛星通信の機能により選択、詳しくは衛星軌道・衛星通信を参照
選択例
e.キャンセツボタン 衛星の選択を中止
-3.出力 出力を指定
-3-1.計算開始ボタン 計算を開始します、その後指定出力先へ結果を出力します。
-3-2.回線系統図ボタン 関係する回線系統図を作成します。
-4.終了ボタン システムを終了します。
-5.プルダウンメニュー
a.システム
変更なし
b.計算条件
追加部分
b-1.衛星の予測時間 任意衛星で今後時間とともに移動する位置を予測。
b-1-1.時間 全体の予測時間
b-1-2.間隔 予測間隔(0.1時間個単位で設定可能)
b-2.衛星との干渉角度範囲
b-2-1.自動 空中線の半値角を範囲地とする、但し、八木は垂直を水平の倍とします。
b-2-2.水平 水平の範囲を手動設定
b-2-3.垂直 垂直 〃
b-3.最低限ERP(dBμ)
b-3-1.数値 衛星の最低限ERP電界値
b-3-2.最低限ERP以下を除外
b-4.衛星で降雨減衰を有効 10G以上の時電界計算で降雨減衰を付加(干渉の時は無効とし、衛星との通信可能判定時は有効)
c.出力先
変更なし
d.地図
衛星関係の回線作図機能を追加,又地図は範囲が非常に広いためRVMXシステムが所有している地図を使います。
追加部分
d-1.無線局マーク
d-1-1.衛星のアイコン倍率 地図へ作図するアイコンの倍率
d-2.回線
d-2-1.地図へ衛星回線作図 回線のラインを作図
d-2-2.衛星回線色 線の色指定
d-2-3.衛星のルート色指定 衛星が時間とともに移動するルートを線で描きますが、その線の色指定
その他は変更なし
e.Help
変更なし
3.無線局設定画面
-3.回線設計とリンクして設定
変更なし
4.地図表示画面
変更なし、但しGoogleEarthの機能は無くなっています。
5.結果例
-1.衛星で系統図付き例
a.静止衛星で地上局空中線方向を230方向の例は赤道上に並んでいます。
マウスを衛星や地球局へ持っていくとその情報が見えます
b.任意衛星で地上局空中線方向を130方向の例
-2.結果をPDFへ出力例
静止衛星の例
任意衛星の例
PDFの最後のページに系統図を作成
6.その他
-1.サンプルで使っているデータは架空のものです。
-2.衛星データはNORAD(アメリカ防空司令部)よりのデータをリアルタイムで利用、よってこのサービスが停止すると機能しなくなります。
-3.人衛星の将来位置予測は、現在のNORADOよりの情報を元に計算しています。よって、衛星の運用元がエンジンを噴射して
軌道変更した時は違ってきます。
-4.地形や建物の影響は地球局より10Kmまで調査して最低仰角を決定しています。
7.関連リンク
・無線回線間の干渉検討参考機能(β版)
・無線回線間の干渉検討参考機能(β版)への2024年追加機能
注意:
-1..Net Framework4.5以上がインストールされている必要が有ります。
-2.現在β版で、完成予定は未定です。
-3.本ソフトは、参考で提供中の為サポートの対象外となります
提供ソフトのQ&A
(有)RVMX