RVMX 全世界対応のBingを使ったDEM読み取りクラス(β版)のご紹介
RVMX 全世界対応のBingを使ったDEM読み取りクラス(β版)のご紹介
概要
RVMX 全世界対応のBingを使ったDEM読み取りクラス(β版)のご紹介。
今まで海外のDEMはUSGS・NASA・Cesium等の提供のデータ(USGS3・USGS1・Aster・ALOS・Cesium他)を使っていましたが、提供元の環境変化により取得しづらくなる事が有りました。
そこで今回代替え手段としてBing Mapを使ったDEM取得クラスを作成しました。但しデータ取得にはBing Maps Keyが必要です。
Bing Maps Keyは無料でも取得できます、ただし使用量の制限があります
実際には既存ソフトと疎結合(本機能が無くても影響がない様にする為)にする為インターフェイスソフトを間に入れています。
RVMXソフトにはDEMを使う機能は非常に多くありますが、回線設計本体と、RVMX_GISViewerに組み込んでみました
本機能は、2023年版以降より試用版として、2024年版より正規機能として動作します。
1.概要及び動作要求条件
-1.Bing Maps DEMはMicrosoftが提供する全世界対応のDEMです。事前にデータ取得などの作業は必要ありません。
ただし、インターネットに接続できる環境が必要です。
-2.Bingより取得高度は海面モード(海抜高)と準拠楕円体(Ellipsoid.WGS84)があり、回線設計などでは海面モード(海抜高)で良いと思います。(設定で変更できます)
Cesiumでは準拠楕円体だったため補正が必要でした。
2.使い方
-1.回線設計の例。
a.DEMの設定
Bing DEMをチェック
b.環境設定
Bing DEM設定をクリック
詳細はBing環境設定を参照
c.VHF/UHF固定回線での操作は今まで同じです。
d.サービスエリア
d-1.マルチタスク用設定
・DEMの種類にBing DEMが追加されています。
・Bing DEM設定ボタンが追加されています。詳細はBing環境設定を参照
d-2.DEMデータを全て先読みします。
-2.RVMX_GISViewerの例。
a.DEMの設定
・DEMの種類にBing DEMが追加されています。
b.Bing設定
・Bing 設定ボタンが追加されています。詳細はBing環境設定を参照
3.Bing環境設定
-1.Bing Maps Key Bing利用に必要Key
-2.Bing Mapsキー取得ボタン Microsoftのサイトで取得します。
-3.Bing Mapsキーについて英語 Microsoftの説明
-4.Bing Mapsキーについて日本語 Microsoftの説明を翻訳したサイトへのリンク
-5.高度算出地球モデル
回線設計などでは海面モード(海抜高)を選択してください。
-6.確定ボタン 設定を確定します。
4.DEM3の処理を外部Toolに任せる
もし、モメリーオーバーなどが発生したときは、下記の設定をしてみてください。但し少し時間はかかるようになると思います。
-1.回線設計の最初の画面でHelp->ファイルによる設定・Logをクリック
-2.CesiumやBingよりDEM取得でDEM3の処理を外部Toolに任せるをチェック
5.結果例
-1.日本国内での見通図比較例
Bing DEMの例
50mメッシュの例
-2.フィッリピンの見通図例
Bing DEMの例
-3.日本国内でのサービスエリア比較例
Bing DEMの例
-4.RVMX GISViewer例
地図作成の例
6.その他
-1.基本的に本機能は海外用ですが日本国内でも使えます。
-2.RVMX製ソフトで他の機能への組み込みをご希望が有れば、ご連絡ください、対応を検討します。
-3.インターネット経由のデータ取得の為、環境によりエラーが起きる可能性も有ります、差の時は再度試して下さい。
-4.無料のBing Maps Keyの時、使用量に制限があるため、Keyの共用は避けたほうが良いと思います。
注意:-1.Net Framework4.5以上がインストールされている必要が有ります。
-2.Microsoft Bing Mapsの仕様変更により動作しなくなることが有るかも知れません。
提供ソフトのQ&A
(有)RVMX