RVMX製日本詳細建物データ(高速化・高精度)のみ利用時の説明

RVMX製日本詳細建物データのみ(高速化・高精度)利用時の説明

概要

 RVMX製日本詳細建物データ(高速化・高精度)のみを利用とした時の説明。

  Desktop Google Earthより建物高度取り低速モードと国土地理院建物データと合わせた詳細建物データ作成機能の説明にもこの説明はありますが。
  分かり難いと思われるので日本詳細建物データ(高速化・高精度)のみを利用とした時の説明を抜き書きしました。
  日本詳細建物データのみ利用時はGoogleEarthは使いません。また、2017/4/15現在のデータで日本全体をカバーしています。
  動作は2017年度以降となります。正規版は2018年版よりの予定です(2017年版は試用機能です。)
日本詳細建物データを松山市で検証

1.日本詳細建物データ(作成済み)のみ利用の設定

    日本詳細建物データのみを利用 このチェックにより、日本の詳細建物データのみの利用となります。GoogleEarthは使いません。
   また、この設定により、GoogleEarthより高度読み取り有効にチェックが無くても動作します。
    a. 日本詳細建物データの環境設定(詳細建物データの枠内のN関係します)
      a-1.ネットワーク有効  RVMXサーバーによる共有(RVMXサーバー稼働中の時のみ有効)
      a-2.日本でデータの無い時は海 明らかに該当エリアのデータがそろっていると分かっている時は、このチェックにより
                     海上などデータのない場所の低速モードでの建物検索を省略でき高速化となります。
                     注意,ネットワークよりのデータに頼っているときで、ネツトワーク環境により取得に失敗した時は建物を検出できません。
                      出張等でネットワークが無い場所での利用が想定できるときは、事前にWebより取得しておいてください。
      a-3.変換ボタン     詳細建物データを作成します。余り使わないと思います。
                  Desktop Google Earthより建物高度取り低速モードと国土地理院建物データと合わせた詳細建物データ作成機能を参照
      a-4.コンテキストメニュー(詳細建物データエリアをマウスで右クリック)
      a-5.任意建物         別途作成の任意建物ファイルを設定します。テキストボックス内をマウスでダブルクリックするとファイル選択画面となります。
                     この機能の特徴は、0.01mなど0m以上に設定された任意建物は強制的にこれに置き換わります。(よって、ビルの取り壊しなどにも対応)
                     注意:回線設計やRVMX_GISViewer等についている任意建物の機能が有りますが、両方へ設定すると建物高が倍になります。
                     またこの設定で、DeskTop Google Earthの高速モードと低速モードでも機能します。
      a-6.キャツシュ(日)      詳細建物データの読み取り速度を上げる為、区間単位でキャシュ化しました。0日の場合はキャツシュ無しとなります。
                     指定期間はキャシュが保存されますが、あまり大きくなるとキャッシュの読み書きに時間が掛かるかもしれません。その時は一度0日にして実行するとキャシュがクリアされます。
       -1.ファイル     ファイルとの間で読み込み・保存ができます。
       -1-1.読込み     ファイルより読み込みます。
       -1-2.保存        〃 へ保存します。
       -2.詳細建物データ変換済み地図  配置済み、詳細建物データを地図表示します。下の4.詳細建物データ確認方法を参照
       -3.Webより不足詳細建物データ取得 Webより不足詳細建物データ取得します。
      有効とネットワークのチェックを忘れずに。

   *警報音達シュミレーションでの説明
    −1.日本詳細建物データのみ利用にチェック
   *回線設計での説明
    −1.日本詳細建物データのみ利用にチェック
   *RVMX GISViewerでの説明
    −1.背景他設定->高度による地図->DEM設定をクリック
    −2.日本詳細建物データのみ利用にチェック

2.Google Earthよりの高度読み取り停止設定

   回線設計の例
   -1.システム->動作環境->Google Earthよりの高度読込みをクリック
   -2.Google Earthよりの読み取り込み有効をチェックをONにし、建物の高さ有効と建物の高さのみ利用にチェック
建物の高さ有効と建物の高さのみ利用にチェックが入っている時はこの操作は必要ありません
   -3.Google Earthよりの読み取り込み有効をチェックをOFFにし、OKボタンをON

3.動作中表示例

  −1.日本詳細建物データのみ利用中は、画面の左上に下記の表示が出ます。(短時間の時は出ない事もあります)

4.詳細建物データ確認や任意建物の追加方法

   Desktop Google Earthより建物高度取り低速モードと国土地理院建物データと合わせた詳細建物データ作成機能を参照

5.結果例及び比較

   RVMX Desktop Google Earth低速モード建物高度取りとの速度は比較にならないほど速いです。
   *警報音達シュミレーションでの例
建物データ無しの時
   *回線設計で見通図の例
1秒以内
見通図で建物(白)とGL(緑)を区別して表示
   *回線設計でサービスエリアの検証例
サービスエリアで建物(白)を追加表示(7000m以上のGL表示の色と同じですが、実用上問題ないので白とした)
   *警報音達シュミレーションでの検証例
地形表示にGLと建物を区別する機能を追加
地形確認に建物を表示する機能を追加

6.その他

  −1.日本詳細建物データで、非常に高速で広範囲のシュミレーションなども可能です。
  −2.日本詳細建物データの対象は日本国内のみとなります。海外はRVMX Desktop Google Earth低速モード建物高度取りを利用ください。
  −3.日本詳細建物データの作成は、ユーザーさんご自身で行えます。これは建物の建て替えや新設撤去などによる変更に対応するためです。
     国土地理院建物データも頻繁に更新されています。
     RVMXで提供する詳細建物データは、検証・評価用で2017/4/15現在のデータで日本全体をカバーしています。


7.関連リンク

   RVMX Desktop Google Earthより建物高度取得機能1(参考)
   RVMX Desktop Google Earthより建物高度取得機能2(参考)
   RVMX Desktop Google Earthより建物高度取得機能2(参考)に対応したDEM3対応機能
   基盤地図情報(国土地理院)を使いDEM3(建物データ)を作成援助する機能
   RVMX Desktop Google Earthより建物高度取りで国土地理院建物データで援助機能(参考)
   RVMX Desktop Google Earth低速建物高度取りと国土地理院建物データと合わせた詳細建物データ作成機能
   RVMX製日本詳細建物データ(高速化・高精度)のみ利用時の説明
   全世界対応建物高(構造物)データの抽出ツール(参考)
   全世界対応建物高データの抽出ツール(参考)
   最新全世界対応建物高データの提供ツール
   最新回線設計・音達シュミレーションやRVMX_GISViewerより全世界対応建物高データの提供ツールを利用

  注意:本ソフトは参考ソフトの為操作に関する質問は受けますが、試用期間の機能に関するサポートは有りません。
  ネットワークによるデータ共有は、RVMXサーバー稼働中の時のみ有効です。

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